レチノールは美容成分の中でも認知度は高く、名前を聞いたことがあるという人は多いと思います。
しかし、どのような効果があるのかを知らないと、改善しようとしている肌にダメージを与えてしまうことになりかねません。
レチノールは正しく扱えば良い効果を発揮してくれます。
今回は、そんなレチノールがどんな美容成分で、どのように使用すれば良いのかを解説したいと思います。
レチノールとは
レチノールはビタミンAの一種です。
ビタミンAは脂に溶けやすい性質があり、抵抗力を高める、酸化を抑える効果を持っていて、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。
そんなビタミンAは体内で合成することができないのですが、化粧品などの外部から取り入れることは可能です。
美容成分としてのレチノールはどんな効果を持つのか、今回のテーマである毛穴ケア効果にフォーカスして紹介していきます。
レチノールの毛穴ケア効果
レチノールがなぜ毛穴ケアに良いとされているのかを3つの効果を用いて説明します。
- コラーゲン、ヒアルロン酸の生成促進(たるみ毛穴)
- 皮脂の過剰な分泌を抑える(開き毛穴)
- ターンオーバーの促進(黒ずみ毛穴)
コラーゲン、ヒアルロン酸の生成促進(たるみ毛穴)
レチノールは、お肌のハリ・弾力成分とされているコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促す、繊維芽細胞を活性化してくれます。
コラーゲンやヒアルロン酸が増えることで、肌の保湿ができるので、乾燥しやすい目元のシワの改善や肌にハリを与える効果が期待できます。
よって、たるみ毛穴の解消に役立ちます。
皮脂の過剰な分泌を抑える(開き毛穴)
皮脂は保湿の働きもあるので、ある程度は必要ですが、過剰に分泌してしまうと毛穴を詰まらせてしまいます。
この皮脂の詰まりが毛穴を押し広げ、開き毛穴を引き起こします。
皮脂の分泌を抑えることで、開き毛穴の解消に役立ちます。
また、ニキビなどの皮膚トラブルにも効果的です。
ターンオーバーの促進(黒ずみ毛穴)
ターンオーバーとは、古い皮膚が新しい皮膚に変わるサイクルのことを言います。
このサイクルが遅れると、毛穴から皮脂がスムーズに排出されなくなるので、毛穴が詰まって酸化して黒ずみ毛穴になります。
ターンオーバーの促進は黒ずみ毛穴に効果があります。
レチノール使用にあたって乾燥肌・敏感肌の人は注意
レチノールは上で説明した通り、肌の角質層にアプローチしてバリア機能を正常に戻してくれる効果があるので肌の改善に効果が期待できます。
しかし、人によっては肌に合わずに赤み、ほてりなどの症状がでて悪化するケースもあります。
いきなり、顔に塗るとリスクがあるので事前にパッチテストをすることをおすすめします。
パッチテストのやり方
- レチノールを耳の後ろに少し塗る
- 30分放置後、赤みやかゆみがないかをチェックする
- 異常がなくても1日は様子を見ましょう
パッチテストで異常があった場合は使用を控えてください。
レチノールの効果を最大限発揮させる方法
レチノールは紫外線に弱いため、日の当たる場所での保管は劣化につながるので避けましょう。
また、日中使用する場合には日焼け止めなどで、紫外線による肌ダメージを防ぐことが大切です。
紫外線の量が少ない夜のスキンケアの時に使うことをおすすめします。
レチノールで肌が乾燥する場合
レチノールは肌が乾燥しやすくなる特徴を持っています。
レチノールのみの使用ではなく、保湿ケアを同時に行うことが大切です。
セラミドやヘパリン類似物質などの保湿成分が入っている化粧品がおすすめです。
まとめ
今回は、美容成分のひとつであるレチノールについて紹介しました。
レチノールは毛穴ケアには最適ですが、使い方によっては悪化するので注意が必要です。
正しい使い方で理想のたまご肌を手に入れましょう。
皆さんの美への道を応援しています。
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